枕木水栓柱



■DIYシーズン

 ようやく外も涼しくなり、そろそろDIYが恋しい季節になってきましたねー。
 手軽なところからということで、まずは熱帯魚の水槽掃除用に、玄関付近に水栓柱をこしらえることにしました。

 デザインはいろいろ考えてみたのですが、最近流行?の枕木を用いることにし、周辺の花壇を含めて製作してみようと思います。


■準 備


 今回も枕木は木工ランドより調達。 重くて油まみれの枕木を、ダンボールで梱包してくれるので、搬送で服装を汚さなくて済むので気に入ってます。 しかしその分送料がかかります(^^ゞ
 くさびの跡も少なく、意匠的にも良好です。



 水栓は園芸ネットで調達!  取っ手はノーマルなものを家族会議でチョイスしました。
 案の定「中国製」で、当然JWWAのマークは無く、本来は装飾用??
 仕事上でも中国製の水道器具は問題非常に多いのを経験しているので、今回も前段に止水栓必須ですね。


 さすがにネジの刻みは粗悪です。
 日本製のような滑らかさは無く、雌ねじも堅くて2山勘合するのがやっとです。 このままでは確実に水漏が予測されたので、ヤスリなどで溝を調整しました。
 調整後は、7山が滑るように勘合するようになり、シールテープを用いれば何とかなりそうです。




■水栓柱製作


 仮置きをして雰囲気を確認してみます。
 枕木を切断するときも、梱包を解かずに行うと衣服が汚れず快適です。
 

 切断は、高速切断機を用いましたが、両面から歯を入れないと大きすぎて切断できません。
 切断すると針葉樹の良い香り!まだ生きてるんですね。
 木口はクレオソートを塗って防腐処理しました。



 背面がしっかり見える位置に立てるので、美しく見せる配管ルートに悩みました。
 悩んだあげく、側面から出すことに!
 枕木内部にエルボを仕込むという荒技に挑戦いたしました。
 溝は切断機と、チゼル(のみ)で刻み、クレオソートを塗布後配管しました。


 サイドに飾りの枕木を立てれば配管は見えません。
 イイアイデアですね(^^



 近くに既設の散水栓があったので、一部ユニバーサルジョイントを使用して接続しました。
 信頼性の低い蛇口を使用するので、止水栓は必須ですね。


 配管接続部はネジ山を調整したこともあり全く漏れは無いのですが、蛇口本体から、しっかり水漏れしています(^^ゞ
 案の定「中国製」の品質を確認する事ができました。
 取りあえずシールテープで処置し、今のところ漏れは止まっているようです。



■排水・花壇の製作


 水栓柱の周囲にはベルギーレンガを積み、流し部はモルタルで固めました。
 排水は近場の雨水升に塩ビパイプでつないであります。



 枕木2本使用し、水栓柱の周りに花壇を作りました。 レンガを積んで作るよりずっと楽チン! 雰囲気もなかなかGOODです。
 土台はコンクリートでしっかり固めてあるので、結構しっかりしています。
 今回はクレオソート塗りましせず、そのままにしました。


 植裁を施してから、ライトアップをしてみたいのでコンセントの増設を行いました。
 なかなか良い照明器具が見つからないので、現在物色中です。


 流しには石ころを敷き詰めてみました。
 ホームセンターで半端物を安く買ったのですが、思ったより色が赤すぎました。
 水栓柱の裏側も土をいれ、花壇にしてみました。



 一応半完成の全景です。
 水栓柱の右側にレンガを積んだのは、その下に雨水升や止水栓があるためです。 ここにはフタを兼ねた台を製作して、寄せ植えの鉢でも置こうかと思っています。


 植栽もちょっぴり入って完成です。
 雨水升を隠すフタも2X4で製作し、寄せ植えの鉢を置いてみました。
 太陽光を充電して光るガーデンライトも植え込みました。


 マークの写真は、クリックで拡大できます。


平成13年 9月23日製作
平成13年10月28日加筆
平成13年11月13日加筆